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頭頚部がん術後の嚥下障害、発声障害に対するリハビリテーション
 

 
   
頭頚部がん術後の嚥下障害、発声障害に対するリハビリテーション
 
 舌がんなど口腔がんの術後には嚥下障害や構音障害を生じます。がんが中咽頭に及ぶと咽頭期の嚥下障害により誤嚥を生じる危険があります。経口摂取開始前にビデオ嚥下造影検査等で評価し、嚥下訓練や食事指導を行います。
 喉頭がんによる喉頭摘出術後には、発声不能となるため電気喉頭や食道発声など代用音声を獲得する必要があります。欧米では voice prosthesis によるシャント発声が主流です。肺からの呼気を駆動源としているため十分な量の空気を用いることができ習得は容易です。今後我が国でも代用音声の選択肢の一つとして普及していくと思われます。